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オシャレなリノベーション住宅をつくる。『絵画×壁紙 (クロス) 』のマジックとは?

コラム

Armsはデジタルプリント壁紙を得意としており、既存のデザインをはじめ、オリジナルでも様々な柄の壁紙を手掛けています。その中でも最近注目度が高いのが”リノベーション住宅に『絵画』を取り入れた壁紙事例”です。今回は、なぜ「リノベーション住宅」や絵画を使った「グラフィッククロス」が注目されているのかを解説しながら、今まで弊社が手掛けた壁紙の事例をご紹介させて頂きます。まずは最近人気のリノベーションマンションについて解説していきたいと思います。

リノベーションブームの到来

近年、コロナウイルスの影響を経て各段に家で過ごす時間が増えました。人々はいかにストレスなく豊かに過ごせるかということを追求するようになり、ここ数年で “住宅”や“住まい”への関心は著しく進化しています。また、同じくして関心が高まっているのが “環境問題への配慮” です。2015年に国連サミットで「SDGs」が採択されたことを発端に、国全体の環境に配慮した取り組みが盛んになり、建築業界では「省エネ住宅」や「健康住宅」などの取り組みが一層に行われています。そういったリサイクル文化や環境に配慮した取り組みは、人々の意識を ” 新しく生み出す ” ということではなく ” 古くからあるものを活かす ” という方向に惹きつけています。そういった変化の一つが、リノベーション住宅への関心という形で表れているでしょう。

それまで一般的だった【リフォーム】が、建築物の老朽化した部分を全く新しく修繕することを示すのに対して、【リノベーション】は建物の元の素材や見た目を基調とし、全体を大改造してグレードアップするといったことを示します。

実際に国からも、リフォーム・リノベーション事業の質の向上や、中古住宅が優勢となるような住宅市場に向けた活動のバックアップも始まっています。このような、世界全体がサステイナブル(持続可能)な社会づくりを目指しているという時代背景が「今あるもの・古いもの」を活かした暮らしへと繋げ、【リノベーション】が注目されているのです。

絵画作品と壁紙のコラボ

絵画は誰しもがまっさきに思い浮かべる美術品の一つ。一般的には美術館やギャラリーなどに展示される高価なものという認識が強く、日常的で身近なものという印象はあまりないのではないでしょうか。一方で壁紙は、私たちの自宅や会社など、いたるところに存在する日常的なアイテム。そんな日常と非日常がコラボするに至ったのには、アートが身近になってきている時代背景や、人々が今まで以上に非日常を求めだしたという、意識の変化が関係するでしょう。

現代では昔に比べて「絵を描く」ということが身近なものとなってきています。デジタル文化の発達により、PCやスマートフォンなどの機器で絵を描けるようになりました。特別な画家やアーティストでなくても、SNSを通じて自分の作品を手軽に発信できるようになったので、絵を見て楽しむ人や興味を持つ人、仕事にする人も多くなったでしょう。そのような背景から、格式高いイメージのあった美術作品もまた、多くの目に触れる機会が増えたのではないでしょうか。手の届きやすくなった絵画を日常に取り入れることで、楽しみを見出す人も増えたでしょう。そう考えると、デジタル技術の発展で美術が日常に歩みよったからこそ、壁紙と絵画がコラボしたといっても過言ではありません。実際に、弊社の得意とするデジタルプリント壁紙も、そういった技術の発展により、繊細なプリント表現が可能になったからこそ生まれたものです。

デジタルプリント壁紙とは?

デジタルプリント壁紙とは、オリジナルデータや写真、絵画、イラストなどをインクジェットプリンターで印刷して製作するオーダーメイド壁紙のことです。グラフィッククロスとも言われ、インクジェットプリントによる美しい発色や繊細な色表現が出来るのが特徴です。またスクリーンプリント等に比べてプリント速度が速く、短納期が可能な点やデータを保管していれば在庫が不要なので、1㎡からの小ロットでのオーダーが出来る点も魅力です。また、弊社で使用しているラテックスインクは、無臭でVOC(揮発性有機化合物)が極めて少ないエコマーク認定で、人体や地球にも優しいインクです。今回ご紹介する壁紙は、このような技術を駆使して、絵に描かれる繊細なタッチや、絵具の質感、色合いなどを慎重に調整し再現しています。

美しいリノベーション壁紙の事例紹介

“絵画 × 暮らし”を融合させた『Artctuary® アートクチュアリ』というプロジェクトがあります。『Artctuary® アートクチュアリ』では、空間の為に描き下ろされた“限定絵画”と、その絵画で製作した“オリジナル壁紙”を修飾、世界にひとつだけの“自分の為の美術館”のような物件を数々誕生させているのですが、その中でも、福岡県北九州市のOLDGEAR様 が手掛けた事例より、弊社のオリジナル壁紙をご紹介させて頂きます。▶OLDGEAR様 WEB

 

モノクロームで統一されたアートなお部屋。




Art/日本画 佐藤 佑 「朝蜘蛛」

ゆったりした広いリビングの壁面に、朝露に濡れた蜘蛛と小さな花が描かれた「朝蜘蛛」のオリジナル壁紙を施工しました。墨と岩絵の具の細かな表現を見事に演出し、インダストリアルな雰囲気ながらも、繊細な温かみのある仕上がりとなっています。壁に飾られた原画が引き立ち、ハイセンスなお部屋となりました。
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春夏秋冬を味わうお部屋。



Art / 画家 中西 智美

「Bonjour!」というテーマのリノベーション住宅には、部屋ごとに花々の絵を壁紙にし、春夏秋冬を表現した空間を作り上げました。春をイメージしたお部屋には色鮮やかなチューリップの描かれた「Spring」の絵を。開放感のある広いリビングには、咲き誇るガーネットの「summer・Autumn」の絵で夏と秋を表現。玄関には、清しく凛とたたずむ水仙の絵、「winter」を施工し、みごとに冬を表現しました。あたたかみがありつつも美しい四季が宿ったお部屋になっております。
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サンセットを楽しむお部屋。




Art/画家 沼田 愛実 壁「僕のサンタルチア」、天井「夜空のクルーズ」

リビングの壁には「僕のサンタルチア」、天井面には「夜空のクルーズ」と題された水彩・色鉛筆のミクストメディア絵画を施工しました。お部屋全体をつつむ壁紙がファンタジーな世界へと誘い、まるで絵本の中のワンシーンにいる様。窓から見える自然の美しい情景と、室内の絵画の見事なコラボレーションで、ワンランク上の贅沢な空間が生まれました。
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モダンアートのようなお部屋。




Art/画家 中西 智美 「シマウマ」
Design/IG Design入門宏樹

ピエト・モンドリアンの作品を思わせる、ヴィヴィッドカラーがアクセントの室内に、日本画の技法で描かれた「シマウマ」の絵画を施工しました。現代アートのような雰囲気をまとった絵は、まるでギャラリーにいるような錯覚をおこします。感性を磨かれるワンランク上のポップな空間に仕上がっています。
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海の見えるお部屋。




Art/画家 神谷 渡海 「海洋動植物図鑑」

お部屋の天井面には、「海洋動植物図鑑」と題された限定絵画のオリジナルクロスが施工されています。水彩で描かれた絵のディテールを大事にし、細かい色彩にもこだわりました。インパクトのある華やかな絵ですが、落ち着いたトーンの和モダン空間と調和し、幻想的な水中の世界に包まれているようなお部屋になりました。
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植物のぬくもり溢れるやすらぎのお部屋。



Art/画家 沼田 愛実 壁「生命の木」、天井「平和の木」
壁面には、世界の“あいさつ”が描かれた絵画「生命の木」。天井面には絵画「平和の木」のオリジナル壁紙が施工されています。道路地図のように広がるオリーブの古木の枝が、温もりと優しさがあふれるカラーでお部屋をコーディネートし、やすらぎの空間が生まれました。
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洗練された憩いのお部屋。




Art/画家 沼田愛実 「見えない星」
Design/IG Design入門宏樹

たくさんの軌跡を残して、この部屋に辿り着き、またここから軌跡を刻んでいく……そんな物語を感じさせてくれる穏やかな作品をリビングに施工しました。グレー&ベージュの落ち着いた空間だからこそ、ナチュラルなトーンオントーンの絵画が引き立ちます。
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海を感じるお部屋。




Art/日本画 菊地 貴子 「 海遊 」

LDKの天井に、まるで海の中にいるような幻想的な限定絵画「海遊」を施工しました。水彩画の柔らかで瑞々しい表現が、お部屋全体を優雅な雰囲気に包みます。ナチュラルな木目素材と、パステルカラーで仕上げられた作品が絶妙に調和し、透明感のある仕上がりとなっています。
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山小屋の景色で解放感あふれるお部屋。




Art/日本画 𠮷田 侑加 (Yuka Yoshida)  「碧の季節」
Design/di-Art

「山の頂上にある山小屋で達成感を味わうひととき。そこから見える景色に思わず見とれてしまう。時間を忘れる瞬間。」というイメージから仕上げたお部屋です。シックな木材や家具の色使いが魅力的な室内は、ヴィンテージな雰囲気で、まるで山小屋のよう。リビングに施工された絵画が雄大な自然を表現し、解放感あふれる仕上がりとなっています。
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光で表現を変えるお部屋。【アートリノベーション賞受賞作品】





Art/日本画 張 彬文(チョウヒンブン) 『雫‐5:10AM』
Design/IG Design入門宏樹

「Stessa altezza」と名付けられたお部屋。イタリア語で「同じ高さ」という意味です。
こちらのお部屋はOLDGEAR様 の 「凝縮した水分が残す軌迹。光と潤いのスペクトル。」 という建築作品で、リノベーション協議会が主催する「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」という日本最大のリノベーションコンテストにて、見事 ” アートリノベーション賞 ” を受賞されました。
日本画家、張 彬文(チョウヒンブン)さんの描いた『雫‐5:10AM』は早朝の太陽に煌めく雫を表現しています。こちらの事例では、絵を透明シートにプリントし、お部屋のガラス施工。絵はお部屋に差し込む光りも取り入れ、今までにない透明感あふれる仕上がりになりました。
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まとめ

いかがでしたでしょうか?
それぞれのお部屋のために描かれた「限定絵画」が趣のあるリノベーション住宅をさらに美しく、魅力的な空間へと仕上げてくれています。見た目だけでなく、「モノを大事にする」という視点や、「環境問題に配慮する」といった観点からも、OLDGEAR様のように古い建物を活かした取り組みは画期的で素晴らしいですよね。

最近ではサブスク住宅というものが流行りだしました。「普段住めないおしゃれな家に住みたい」「非日常的な空間を楽しみたい」という人が、期間限定でリノベーション住宅などのオシャレなシェアハウスに住み、期間が終了したら次の住宅へ移動して住むという生活スタイルです。そうして住居を点々と変える人たちをアドレスホッパーと呼ぶようなのですが、彼らはテレワークや在宅勤務が主流となりつつある現状をうまく活用して、生活を豊かにしています。そういった非日常的な環境の変化を身近に求める傾向は、これからも続いていくことが見込まれ、何気ない毎日の暮らしに変化をもたらす【絵画×壁紙】は、これからも一層に人々を惹きつけるのではないでしょうか。

今回ご紹介させて頂いたような、日常にはない空間を作り上げるのに、グラフィッククロスは最適です。今ある状況の中で、楽しみをもって生活をおくるために、身近な空間を少しでも豊かにして生活に彩りを持たせたいですね。

 


 

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