DIY:余った壁紙で手作りラッピング!
DIY
このDIYシリーズでは、壁紙の様々な使い方やリメイク方法を発信していきます。
今回は余った壁紙を捨てずに、手作りで出来てしまう簡単可愛いラッピング活用のご紹介です。
リメイクで実際に使用した柄:OCH002、OCH064
壁紙で贈り物を包装しよう!
DIYで使用した壁紙を捨てていませんか?
壁紙と聞くと、『壁に施工する』というイメージが強く、その他の使い方なんて考えない場合が多いかもしれません。
でも、壁紙自体は抗菌性能や脱臭性能がある丈夫な素材なので、通常の用紙や包装紙と比べて考えても、そのまま捨てるには少し勿体ないんです。
そこで、皆さんにご提案したいのが、包装紙としての壁紙リメイクです。
オーソドックスに、四角くカットして包むだけでも十分可愛いのですが、せっかくなので三角の形が可愛いテトララッピングの手順をご紹介していきます。
テトララッピングとは?
テトララッピングとは、仕上がりが三角錐または、正四面体になるラッピング方法のことです。
テトラ包みや三角ボックスとも呼ばれることもあり、元々は”テトラパック”と呼ばれる牛乳パックの折り方がベースいになっているようです。
テトラって?
テトラは、ギリシア語の接頭辞で、【(ギリシャ)tetra】と書きます。
数の『4』または、正四面体を示します。
可愛いテトララッピングの作り方|壁紙でDIY
まずはラッピング時に必要な材料を準備しましょう。
以下にまとめます。
★準備するもの★
- 余った壁紙(不燃塩ビorフリース)
- セロテープや両面テープ、ボンド、液体のりなどの接着剤
(※スティック糊は剝がれる恐れあり) - ハサミやカッター
- ハンマー
- 穴あけポンチ
(ハトメサイズに合わせる) - ハトメ
(ハトメ金具一つで施工できるタイプと、リングとハトメ金具を使う場合がある) - ハトメパンチまたは、打ち具と打ち棒
- ゴム板(打ち台)
- 紐
壁紙はA4(210×297mm)くらいあった方が作りやすいです。
ハンマーやハトメなども、全て100均で揃えることが出来ますよ◎
ラッピング作成手順
それでは、さっそくラッピングの手順を見ていきます。
手順イラストに使用している柄:▶OCH002
1. 長方形の壁紙を用意する
壁紙の裏面(折り返し比率参考)
両端の折り返し図
①壁紙を長方形になるようにカットします。(A4サイズくらいのもので、15cm程度の大きさの三角錐が出来ます。)
カットした壁紙の裏面が上になるように置き、両端を中心に向かって折り込めるよう、折り目に印をつけておきます。
②折り返した際に中心で接着できるよう、セロハンテープを左右どちらかの端に半分貼っておきます。
③両端を中心に向かって折り返し、先に張り付けていたセロテープで中心を固定(接着)します。
※不燃塩ビは、表面がつるつるしているため、のりしろを作って貼り付ける場合はセロテープだと剥がれる可能性があります。
2. 筒状態を作る
両端を貼り合わせて筒状態が出来上がったら、はみ出たテープをカットします。
3. 下部を閉じる
下部折り返し図
折り返し後
下側を折り返して袋の状態を作ります。
折り返した部分は、両面テープかボンドなどの液体のりで接着するのがオススメです。
※壁紙はコシがあるため、接着力の弱いスティック糊などの場合は剥がれる恐れがあります。
4. 上部を閉じる
口を縦に開いた図
口を閉じた図
上部の口を開き、縦に開きます。
そのまま側面同士を中心に向かって閉じ、接着します。
※下部の止め方と並行にならないように注意してください。
5. 上部を折り返して固定
上側も折り返して接着します。
下部を接着したときと同じように、両面テープなどで固定します。
6. 紐を通す穴をあける
折り返し部分が接着出来たら、ハトメを付けたい部分に“下穴”をあけます。
まず壁紙をゴム板の上に置き、穴をあけたい部分に穴あけポンチを直立に固定。
ハンマーで少しずつ叩いて穴をあけます。
※紙素材は穴があけにくいため、あまり小さいものより7mm程度の大きさからがオススメです。
7. ハトメを取り付ける
ハトメパンチを使う場合
打ち具を使う場合
穴をあけた部分に、ハトメ金具を下からはめ込んでおき、上側にリングを配置します。
・ハトメパンチを使う場合はそのままずれないようにリングと金具を挟みこみプレスします。
(ハトメ金具はリングなしで一つのパーツで取り付けるものもあるようです。)
・リングとハトメ金具を使用する場合は、打ち台の上でリングとハトメ金具を配置し、打ち具と打ち棒をリングに当てて、ハンマーで少しずつ打ち込んで固定していきます。
8. 紐をとおす
お気に入りの紐を穴に通して好きな結び方で結んでください。
9. 完成!
可愛いテトララッピングの完成です!
如何でしたでしょうか?
大事な郵送物やプレゼントを明日渡さないといけないのに、包装やラッピング資材を買い忘れてしまったという時に、お気に入りの壁紙をストックしておけば、高級感のあるしっかりしたラッピングが出来ますよ。
DIYで壁紙を使うことがあれば、ぜひ皆さんも余った壁紙は捨てずにとっておいて、ラッピングに活用してみてくださいね◎
Armsの壁紙紹介
Armsでは、デジタルプリント壁紙として6つのラインをご用意しております。
各ラインでは、プロのアーティストやデザイナー、カラープランナーが手掛けた個性豊かなおしゃれな壁紙が盛りだくさん。
ぜひ、毎日のおしゃれや気分転換に壁紙をご活用ください!
DESIGNER-line
Armsでは、実力と才能を兼ね備えた ” カラープランナー “、” ペインター “、” デザイナー ” などのプロが携わり壁紙柄の開発を行っています。
日本国内に限らず海外の表現技法やここにしかない瞬間をとらえた繊細なパターンを数々構えています。。
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「空間を『色彩』と『質感』で、塗り、覆い、包み込むこと」が基本テーマです。
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