レトロモダンなインテリアで部屋を充実させるポイントと実例
コラム
近年、レトロモダンなインテリアを使った部屋づくりが注目されています。
自分の家やお部屋に一味違う深みを出してイメージチェンジしてみたいという方には、レトロモダンなアレンジがおススメです。
今回は、レトロモダンなインテリアにするメリットや、それを部屋に取り入れるコツ、おすすめの壁紙をご紹介したいと思います。
この記事では、レトロモダンなインテリアで、お部屋を充実させるポイントをご提案致します。
レトロモダンとは何か?意味を解説
そもそもレトロモダンとは何かを理解しておきましょう。
感覚的には分かっても、言葉に表すとどういう意味を持つか分からないという方も多いでしょう。
レトロモダンは「レトロ」と「モダン」が合わさった言葉です。
以下では、レトロとモダンそれぞれの語源や意味を解説しながら「レトロモダン」とは何かを紐解いていきましょう。
レトロとは?
まずはレトロという言葉の意味を確認していきます。
レトロは、英語の「retro」からの外来語で、「retrospective(レトロスペクティブ)」の略です。
「retro-」が「後方へ、遡る」、「spect」は「見る」に由来しており、レトロ(レトロスペクティブ)は「回顧的な、追憶にふける」など、過去を懐かしむさまを意味します。
モダンとは?
モダンは、英語の「modern」から来ている言葉です。
「modern」は、ラテン語の「modernus(現代の、近代の、今の)」が語源となっています。
「mod-」は「尺度」や「型」を意味しているため、「今の尺度」という意味が転じて、「近代の、現代の、今の」を指す単語となりました。
レトロモダンとは?
レトロとモダンが合わさった単語であるレトロモダンは、レトロな懐かしさとモダンな要素を融合させたものを指します。
つまり、大正時代や昭和初期などを彷彿とさせて懐かしさを感じさせつつも、現代の価値観でも通用するような洗練された設計になっているインテリアデザインです。
古いデザインの家具が現在でもオシャレな家に使われていたり、デザインに少し調整を加えて再び流行ったりするものもありますよね。
それらのレトロモダンなインテリアが今注目されているのです。
レトロモダンなインテリアのメリット
ここからは、レトロモダンなインテリアのメリットについて解説します。
以下の3つのメリットがあります。
- 懐かしいという感情を与えられる
- おしゃれなカフェのイメージを与えられる
- 個性やこだわりを表現できる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
懐かしいという感情を与えられる
最近の研究によると、懐かしいという感情は、私たちの脳にポジティブな影響を与える可能性があると言われています。
その感情は未来に向かって生きる力を与える作用があるのではないかと推測されているからです。
なぜそのような推測がされているかというと、過去を振り返るときに使われる脳内のネットワークと、未来のことを考えるときに働く脳内のネットワークは重複しやすいことがわかってきたからです。
このようなことから、過去を振り返って懐かしさを感じるということは、未来に向かうためのポジティブな行為でもあると考えられています。
コロナ禍で気分的に沈む人が増えている今、懐かしい感情を通してポジティブな気持ちを呼び覚まして、ストレス解消や気分転換をするのは大切なことかもしれませんね。
おしゃれなカフェ気分を味わえる
インテリアをレトロモダンにすると、古民家のような、またはおしゃれな昔のカフェのような雰囲気が出て、部屋はくつろぎの空間になるでしょう。
コロナ禍により外に出かけるのが億劫になっている人も少なくありません。
モダンな要素を取り入れることで、自宅にいながらおしゃれなカフェに行った気分を楽しむことができるのではないでしょうか。
深みが出る
最新の家電や家具を集めると、スタイリッシュで近代的な印象に仕上がりますが、レトロモダンな家具や照明を取り入れると、自然と温かみや深み、安心感を感じられるお部屋になります。
また木材などの自然素材でも、傷やかすれ、色ムラがあるものを取り入れると、唯一無二の味が生まれ、新たな傷やかすれが増えても味になっていくのがポイントです。
そんな細かい傷やかすれを選び抜いたインテリアがあると、親族や友人を家に招いたとき、こだわりを語って話が盛り上がるなんてこともあるかもしれませんね。
レトロモダンなインテリアを部屋に取り入れるポイント
レトロモダンなインテリアを部屋に取り入れるポイントをご紹介します。
家具、照明器具、インテリア、壁紙に分けて解説していきます。
木の質感でレトロを感じさせる家具を置く
棚やラック、テーブル、イスなどの家具については、ブラウンの木製のものを選ぶのがポイントになります。
また、高さが低めの家具で揃えると、部屋が洗練された印象になります。
テーブルや椅子は、丸みを帯びた形のアイテムの方が、レトロモダンらしいと言えるでしょう。
カーテンやソファの張地は、くすんだ色や柄物がレトロモダンな空間に合います。
張地の生地の種類で言えばベルベットやブラックまたはダークブラウンのレザーがおすすめです。
昭和レトロな照明器具を設置する
照明器具は、スチールやアルミなどの金属やホーロー(鉄とガラスを合わせた素材)。
または、すりガラス素材のシェードが付いたペンダントライト(天井から吊り下げるタイプの照明)が、レトロモダンな部屋に向いています。
シェードはブラックやブラウン、グレー、ベージュといった色で、シンプルで電球が見えるデザインがおすすめです。
個性のある壁紙で部屋の雰囲気を変える
壁紙はホワイトやベージュ、グレーなどの無難な色を選びがちではないでしょうか。
部屋の表面積の多くを占める壁紙に、レトロモダンなデザインを取り入れることで、雰囲気がガラリと変わります。
例えば、木目調、レンガ・タイル風、ティンパネルといった柄でくすんだ色のものを壁紙に採用すれば、部屋はぐっとレトロモダンな空間を作ることが可能です。
時を感じるレトロモダン柄の壁紙・実例紹介
最後に、時を感じるおすすめのレトロモダン柄の壁紙のパターンと実例をご紹介します。
①COAT(コート)CUBIC BLOCK – WOOD
寄せ木を敷き詰めたようなパーケットデザインの壁紙です。
リピート(同じ柄が繰り返される間隔)が小さめのため、狭い範囲にも使いやすいデザインになっています。
②COA054 COAT(コート) TIN PANEL – SHABBY CHIC
100年前にニューヨークの天井材として使用されていたティンパネルをモチーフにしたグレーの壁紙です。
上品でアンティークな雰囲気が醸し出されます。
③OCH032 Och・teija bruhn(オック・テイヤ ブルーン) Piste
幾何学的で現代的なサークル模様の壁紙です。
くすんだ灰色やえんじ色が織り成すデザインがレトロモダンな空間を作ってくれます。
まとめ:レトロモダンなインテリアを使って部屋を充実させよう!
今回の記事では、レトロモダンなインテリアにするメリットと部屋に取り入れるためのポイント、おすすめの壁紙と実例についてご紹介しました。
レトロモダンなデザインを自分の部屋に取り入れれば、懐かしさや安らぎを得られる空間を作り出すことにつながります。
きっと家に帰ると気分が落ち着き、心が癒されるでしょう。
ぜひ、今回の記事を参考にして、レトロモダンなインテリアを部屋に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
おすすめの壁紙もご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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