不燃塩ビ壁紙の貼り方

壁紙施工

不燃塩ビ壁紙の貼り方

❶ まずは下準備をしましょう

コンセントカバーやカーテンレールなど、外せるものはすべて外します。外せないものには養生をしておきましょう。
壁紙を貼る壁の近くのインテリアなどは移動させておきます。移動できない家具や床には養生をしておきましょう。

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❷ 下地の処理

古い壁紙の上から重ねて施工する場合

壁の汚れやホコリを雑巾などで取り除きます。
壁紙の「めくれ」や「やぶれ」がある場合は、接着剤やパテ埋めで補修しましょう。
壁紙糊は、壁紙の上から重ねて貼ることのできる強力タイプの壁紙のりを準備してください。

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古い壁紙を剥がしてから施工する場合

古い壁紙の周囲に、カッターで軽く切り込みを入れて剥がしていきます。
この時、壁紙裏の薄い裏紙は残し、表面だけを取り除きます。
全て取り除いた後、多く剥がれてしまった箇所などは、パテ埋めして平に整えます。

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❸ 糊を壁紙の裏に塗る

壁紙がロール状になっている場合は、「柄リピート」と「のばし」を含めた施工サイズにカットしておきましょう。
養生シートの上に壁紙を広げ、ローラーで裏面に糊を塗ります。
壁紙に糊をつけたら、糊を塗った面を内側にして、折り目が付かないように"ふんわり"とじゃばら状にたたみます。
そのまま5分〜15分程度馴染ませます。
季節や環境によって時間が変わりますが、目安は壁紙が"しんなり"するまでです。

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❹ 1枚目の壁紙を貼ります

最初の1枚目を貼ります。上下左右の"のばし"部分5cm程度を施工面の外に出し、壁の上に置きます。
壁紙がまっすぐになるように微調整をしてください。
※壁の垂直がわからない時は、「下げ振り」などで垂直位置を確認しておきましょう。

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❺ 壁紙を撫で刷毛で圧着させる

壁紙の位置が決まったら、撫で刷毛でぴったり貼り付けます。
まずは中央から上に、そして左右下にへと、撫で刷毛を移動させて空気を抜いていきます。
うまく空気が抜けない時は、壁紙を少し剥がし、再度、撫で刷毛で圧着します。
※壁紙の表面を強く擦りすぎると、破れ色落ちの原因になりますのでご注意ください。

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❻ "のばし"部分をカットする

天井側や床側、壁際の"のばし"部分をカットします。
この時、剥がれやすい壁紙の端部分に、浮きが見られる場合は、再度、撫で刷毛で圧着させます。
竹ベラで、カットラインに筋目を付けた後、地ベラをガイドにしながらカッターで余分な部分をカット。
※天井面側、床面側に竹ベラやカッターを「押し込む」ようにすると、仕上がりが美しくなります。

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❼ カットした端部分の処理をします

カットが終わったら、カットした端にジョイントローラーをかけ、しっかりと圧着させます。
圧着させた後は、はみ出た糊をスポンジの「柔らかい面」で拭き取ります。
※糊が残っていると、変色の原因になります。
※壁紙の表面をスポンジで強く擦りすぎると、色落ちをすることがありますのでご注意ください。

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❽ 2枚目の壁紙を貼ります

1枚目の壁紙の上に2枚目の壁紙を、幅2cmの重なりを作り、壁の上に置きます。
柄リピートのある壁紙の場合は、柄がつながる様に、壁紙を上下に移動させて「柄合わせ」をしてください。

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上に重なった壁紙の端をパタパタして、柄が合っているかを確認します。
この作業工程は、仕上がりの美しさに大きく関わってきますので、しっかりと行ってください。
※ノーリピートの壁紙は「柄合わせ」が必要ありません。

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❾ 幅2cmの重なりの中央を「重ね切り(ジョイントカット)」します

重なりの中央に、地ベラを置き、それをガイドにしてカッターで壁紙2枚をカットしていきます。
地ベラを下にスライドさせながら、カッターの刃を壁から離さずに切り進めます。
この時、下地の壁を切らないようにしてください。心配な場合は、下地に下敷きテープを貼っておきましょう。
カットした後は、裏に残った切れ端を取り除きます。下敷きテープを使用した場合は、こちらも剥がします。
※カッターの刃は壁に対して垂直にし、壁紙の断面が斜めにならないようにすると、境界線が目立ちにくくなります。

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❿ 1枚目と2枚目の繋ぎ目をしっかり圧着

壁紙の継ぎ目部分を撫で刷毛で貼り付けていきます。
そして、左右の壁紙がぴったりと合うように、継ぎ目部分をジョイントローラーで圧着します。
しっかり圧着すると、繋ぎ目が目立たなくなり、美しい仕上がりに。
続けて、3枚目、4枚目と壁紙を貼っていきましょう。

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《ポイント》 コンセントまわりなどの処理

壁紙の上から手で対象物の位置を探り当て、傷つけないように、壁紙を浮かせながらカッターで切り込みを入れます。
対象物が見えるくらい切り開いた後は、余分な壁紙を地ベラをガイドにしてカッターでカットします。
外したコンセントカバーなどを後で取り付ける場合は、大雑把にカットしても、隠れてしまうので大丈夫です。
壁から外せないものの周囲は、慎重にカットを進めましょう。

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お部屋の中には、窓やドア、エアコン、梁など、壁紙を貼る際に障害物になるものが多く存在します。
あらかじめ、どの順番で壁紙を貼っていくかを計画立てて、丁寧に進めていくと、とてもスムーズです。

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