壁紙の仕様


壁紙の素材やインクについて 壁紙のリピート(柄の繰り返し)について 壁紙の必要M数の計算方法

壁紙の素材やインクについて



Arms壁紙は、基本的に“2つの素材”からお選びいただけます。

プロの業者様向けの「不燃塩ビ」と、DIYにも使える「フリース(不織布)」

どちらも使用するインクは、人にも地球にも優しいエコマーク認定のラテックスインクです。

不燃塩ビの壁紙について

商業施設でも安心の不燃塩ビ

Armsの不燃塩ビは安心の完全国産品です。
防火認定の不燃・準不燃をともに取得。また、安全基準を満たし、F☆☆☆☆(フォースター)も取得しています。商業施設や店舗、住宅でも安心して幅広くお使いいただける素材です。

表面が滑らかで発色がよく、擦過性にすぐれているので、繊細で細やかな柄でも美しく表現します。

施工業者様の施工しやすい90cm幅でご提供いたします。
(左右に1cmずつ“のばし”があります)

不燃塩ビ素材

01防火認定取得

国土交通省認可の防火認定を取得しています。

■不燃認定番号 「NM-3098」
■準不燃認定番号 「QM-0699」

02特級F☆☆☆☆認定

シックハウス症候群の原因で、発がん性を指摘されているホルムアルデヒドの発散が最も少ないレベルです。
環境・人体に配慮した素材という認定をうけています。

■等級F☆☆☆☆認定番号「MFN-0408」

03安全性

国土交通省認定の壁紙です。国土交通省より認可された施工物件も5000箇所以上。抗菌効果により、菌の増殖を大幅に軽減し、24時間で基準値以下まで消滅させます。
人の多い商業施設や公共施設などデリケートな場所でも安心してお使いいただけます。

04施工性

裏の耐水紙は寸法安定性に優れているため、柄合わせがしやすく、施工後の目開きが少ない安定性があります。
貼り加工時にコシがあり扱いやすく、貼り直しの際に破れにくいのも特徴です。

フリース(不織布)の壁紙について

DIYに最適な素材フリース(不織布)

フリース(不織布)壁紙は、パルプとポリエステルなどの化学繊維を3次元に絡ませて作られており、強く破れにくいのが特徴です。

裏がの壁紙と違い水に濡れても伸びにくい素材。通常、「壁紙の裏に」糊を塗りますが、フリース素材の場合は「壁面に」糊を塗ることができるので、施工が簡単です。
世界の50%以上でこの壁紙が使われています。

施工業者様の施工のしやすい90cm幅(左右のばし無し)でご提供いたします。
※フリース素材の壁紙は「突き付け」施工になります。
のばしをご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。

DIYに最適なフリース素材

01目開きしにくい耐クラック性能

不織布は水を含んだ時の伸び率が非常に低く、目開きが起こりにくいのが特徴です。繊維を3次元に絡ませて作られているので、ビニル製や紙製と比べると破れにくく丈夫です。下地のクラックにあまり影響を受けません。

02特級F☆☆☆☆認定

シックハウス症候群の原因で、発がん性を指摘されているホルムアルデヒドの発散が最も少ないレベルです。
環境・人体に配慮した素材という認定をうけています。

■等級F☆☆☆☆認定番号「MFN-3440」

03剥離性

ビニル製や紙製の壁紙は、剥がすと薄い紙(裏紙)が壁に残ってしまいます。
一方、不織布はセルロース系の糊を使って施工する事によって、剥がしやすく、剥がす時も裏紙が残りません。
(剥離時の裏紙(フリース)の残りは10%以下)

04施工性

ビニル製や紙製の壁紙は糊を塗ると約1%伸びてしまうので、オープンタイムという、糊を壁紙全面に塗って馴染ませる時間(5〜10分)を必要とします。その分の場所と時間も必要になります。
それに比べて不織布は水分を含んでもほとんど伸びない為、オープンタイムが不要で糊を直接壁に塗ります。
余分なスペースも不要でとても貼りやすい素材です。

インクについて

エコマーク認定の環境にやさしいインク

環境にやさしいエコマーク認定のラテックスインクを使用しています。水性インクなので、キメが細かく擦過性にも優れています。

無臭でVOC(揮発性有機化合物)が極めて少ない、地球や人体に優しく安全な安心して使用できるインクです。

DIYに最適な素材の画像

壁紙のリピート(柄の繰り返し)について

壁紙の柄によってリピートが違います

Armsの壁紙は柄のバリエーションがとても豊かです。

それにともない、柄や壁紙幅によって、リピート(絵柄の繰り返しの間隔)も違います。
リピートは「作りたい雰囲気」や「貼り方の難易度」「必要な壁紙の計算方法」などにも関係してきます。

お好みのスタイルにあう壁紙選びの参考にしてください。

リピート説明の壁紙画像

ノーリピート(リピートなし)

シート左右の端に繋がる柄がないため、どの位置からでも貼ることができます。2枚目以降を貼るときに柄合わせの必要がありません。

壁紙ノーリピートマーク

ノーリピート壁紙貼り方画像

ストレートリピート

シートの左右の端に繋がる柄があり、水平方向に柄が繰り返します。縦リピートサイズ分の絵柄を合わせて貼っていきます。

壁紙ストレートリピートマーク

ストレートリピート壁紙貼り方画像

ステップリピート

シートの左右の端に柄があり、柄が斜めに繰り返します。ステップ(1/2や1/6など)により、ずらしながら柄合わせをします。

壁紙ステップリピートマーク

ステップリピート壁紙貼り方画像

ワンパネル

壁紙の柄が大きな一枚の絵柄(パネル)になっています。

左側から壁面サイズに応じた必要枚数をお選びいただき、壁紙を番号順に貼り合わせていきます。

横方向へはストレートリピートで柄合わせをします。

壁紙ワンパネルマーク

柄は横方向へリピートしています。
(幅2.1mリピートなど)

ワンパネルタイプの壁紙は、柄サイズがそれぞれ異なります。壁紙を貼る場所のサイズを正確に測り、上下左右の切りしろを含めた必要サイズをご準備ください。

※縦幅3mの壁紙の場合は・・・切りしろを上下5cmずつ取ると高さ2.9mの壁に貼ることができます。

壁紙柄の縦横サイズが壁面より大きい場合

左端より必要枚数をご準備します。「3枚目から6枚目」など必要な箇所のみのご注文も可能です。

壁紙の横サイズが壁より大きいワンパネル壁紙貼り方画像
壁紙柄の縦横サイズが壁面より小さい場合

お選びの柄を、施工面の縦横サイズに応じて製作いたします。お気軽にご相談ください。

壁紙の横サイズが壁より小さいワンパネル壁紙貼り方画像

壁紙の必要M数の計算方法

必要な壁紙の長さを計算しましょう

お部屋の形や間取り、天井までの壁の高さ、選んだ壁紙の柄によって、必要な壁紙の長さが変わってきます。

いざという時に「あれ?足りない!」とならないよう、壁紙を貼りたい部分の採寸をしっかりして、イメージ通りのお部屋にしあげてください。

リピート説明の壁紙画像

ノーリピートの壁紙を選んだ場合

壁の幅:340cm
天井高:220cm


壁紙幅:90cm
リピート:ノーリピート の場合

ノーリピート壁紙計算画像

カットする長さ(断裁寸法)を計算

天井高(220cm)+切りしろ(上下5cmずつ)=230cm
2.3m

壁紙を2.3mずつカットします。
必要なカット枚数を計算

壁の幅(340cm)÷壁紙幅(90cm)=3.7枚
整数に直すと4枚

2.3mずつにカットした壁紙が4枚必要になります。 整数で割り切れた場合は、1枚足しておくと安心です。
必要な総メートル数を計算

1枚の壁紙の長さ(2.3m)×枚数(4枚)=9.2m
少数点以下を切り上げて10m

10m壁紙が必要になります。

リピートがある壁紙を選んだ場合

壁の幅:340cm
天井高:220cm


壁紙幅:90cm
リピート:40cm の場合

リピートがある壁紙計算画像

カットする長さ(断裁寸法)を計算

天井高(220cm)+切りしろ(上下5cmずつ)+リピート(40cm)=270cm

壁紙を2.7mずつカットします。
必要なカット枚数を計算

壁の幅(340cm)÷壁紙幅(90cm)=3.7枚 整数に直すと4枚

2.7mずつにカットした壁紙が4枚必要になります。 整数で割り切れた場合は、1枚足しておくと安心です。
必要な総メートル数を計算

1枚の壁紙の長さ(2.7m)×枚数(4枚)=10.8m
少数点以下を切り上げて11m

11m壁紙が必要になります。

ステップ柄の壁紙を選んだ場合

壁の幅:340cm
天井高:220cm


壁紙幅:90cm
リピート:40cm(ステップ1/2)の場合

ステップ柄の壁紙計算画像

カットする長さ(断裁寸法)を計算

天井高(220cm)+リピートの1.5倍(40cm×1.5=60cm)=280cm

壁紙を2.8mずつカットします。
必要なカット枚数を計算

壁の幅(340cm)÷壁紙幅(90cm)=3.7枚 整数に直すと4枚

2.8mずつにカットした壁紙が4枚必要になります。 整数で割り切れた場合は、1枚足しておくと安心です。
必要な総メートル数を計算

1枚の壁紙の長さ(2.8m)×枚数(4枚)=11.2m
少数点以下を切り上げて12m

12m壁紙が必要になります。